「特定技能外国人材の受け入れは、思ったより大変だった」そんなお声をもとに生まれた支援サービスとは?
外国人介護士を受け入れてみると、書類の準備や外国人材の住まいとなる物件探しなど、細かな準備に膨大な時間と手間がかかることが多く、忙しい日々の中でこれらをすべてこなすのは非常に大変だと感じた方も多いのではないでしょうか。さらに、登録支援機関が期待どおりに支援してくれないことも多く、その結果、受け入れた介護施設側が自分たちが行うと想定していなかったことまで担わざるを得ない状況に陥ることも少なくありません。
実際に介護施設の担当の方から、こうした不安や負担を抱えているというお声が届いています。そのため、私たちはこのような負担を軽減し、介護施設側では本来の業務に集中できるよう、きめ細かな支援を行っています。 インドネシア特定技能介護士を教育、紹介、サポートする私たちの支援は大きく分けて入国前の支援と入国後の支援に分かれます。今回の記事では入国前の支援について説明します。
入国前支援の内容
日本へ入国する前の支援はインドネシア現地で行う支援と、日本国内で行う支援があります。インドネシア側での支援は主に在留資格取得のための外国人材への教育に関わるものと、内定が出てから入国前までの主に手続きに関わるものに分かれます。また、日本側での支援は大きく4つに分かれます。面接に関わるもの、申請書類作成に関わるもの、法人様向けの研修、特定技能介護人材の住まいの準備となります。これらの支援について順に説明していきます。
1.インドネシア側での支援
(1)在留資格取得準備~内定まで
外国人材に対して在留資格取得に必要な教育はもちろんのこと、日本で生活するために必要な知識を教えます。具体的には下記の内容となります。
・日本語教育
・介護技術の教育
・日本で生活するために必要な知識の教育
この中で資格取得のためには必要ありませんが、「日本で生活するために必要な知識の教育」も非常に重要です。
当社は、インドネシア現地の教育機関Bahana Inspirasi Mudaと提携して、日本語の学習や介護技術の学習に加えて、外国人材が日本について理解することを重視し、その教育にも力を入れています。
その内容の一部を以下に挙げます。
・日本の文化
・報告、連絡、相談
・挨拶
・ゴミの分別
・マナー
・清潔感の基準
・グループ生活、その他
上記の内容を教えるのは、特定技能外国人材が日本に到着して生活を始める際に戸惑わないようにするためです。もちろん、この教育は特定技能外国人材が日本に到着し、仕事を始めた後もこれらの内容を忘れないよう定期的に復習の機会を設け、日本での生活を問題なく続けられるようにサポートします。
(2)内定~入国前まで(4か月間)
内定が出てから入国するまでに約4ヶ月間かかります。その間、私たちはインドネシア現地教育機関Bahana Inspirasi Mudaと共に、日本の入国管理局への書類提出の準備などを行います。特定技能外国人材と一緒に行動し、入国の準備が円滑に進むようサポートします。
その内容の一部を以下に挙げます。
・オリエンテーション
・健康診断
・事前ガイダンス
・インドネシアでのビザ申請
・入国までに日本語能力を維持し、日本人との会話に慣れるためのECC日本語授業
当社では特定技能外国人材の日本語能力を維持するために、ECCと共に日本語の授業を実施します。在留資格認定証明書が発行されるまでの4ヶ月間、特定技能外国人材はECCのオンライン日本語授業を受けます。このECCの授業は当社サービスのオリジナルプログラムであり、他では受けられません。
2.日本側での支援
(1)面接の実施
特定技能外国人材の採用面接をする場合、下記の二つの方法があります。
・インドネシア現地での直接面接
・現地には行かないオンライン面接
インドネシア現地での直接面接の場合、当社インドネシア人スタッフが受け入れ法人様と同行し、通訳を行います。通訳以外にも出発から帰国まで航空券の手配や送迎など全てサポートします。
オンライン面接の場合、通常Zoomで行う面接に当社インドネシア人スタッフも参加し通訳を行います。 面接のスケジュールは受け入れ法人様のご希望に合わせて調整し、面接前には履歴書を提出します。
(2)在留資格認定申請の書類作成
面接で内定者が決定すると、直ちに入国管理局に提出する書類の準備を開始し、約 4ヶ月で在留資格認定証明書が発行されるように手配を進めます。
(3)受け入れ法人様向けの研修
特定技能外国人材が日本に到着して仕事を始める前に、受け入れ施設のスタッフの皆様に対して下記の研修を行います。
・「インドネシアを知る」研修
・「イスラム教を知る」研修
・「外国人とのコミュニケーションのコツ」の研修
これは、スタッフの皆様がインドネシアとイスラム教を理解し、インドネシアから来る特定技能外国人材と円滑に協力できるようにするためです。また、外国人とのコミュニケーションに関する研修ではスムーズなコミュニケーションのためのコツを伝授します。
(4)特定技能外国人材の住まいの準備
外国人材が日本で働くためには住まいを用意し、生活できる環境を整えておく必要があります。その際の受け入れ法人様の負担を軽減するため、当社では下記のような時間と手間のかかる準備を全て代行いたします。
・賃貸物件探し
・家具および電化製品などの手配
・その他外国人材の日常生活に必要なものの準備
・Wi-Fiの手配
・電気・ガス・水道の手配
当社は不動産仲介会社と提携しており、受け入れ法人様の希望条件に合わせた住居探しが可能です。
次回は入国後の支援についてご説明します。